ブログ
ビジョンミッション・事業収益・ユーザーの価値、3つがバランス良く成り立つ組織を目指す|プロダクトマネージャー 大木 綾子
2024年5月14日 インタビュー
プロダクトマネージャー 大木さんにインタビューしました!
大木 綾子さん
プロフィール
美術大学卒業後、理化学機器商社・ガス会社を経て制作会社へ入社し、デザイナーとしてのキャリアをスタート。その後グラフィック、アプリや WEB デザイン、ブランディングを経験し、現在ではプロダクトオーナー・PdM などデザインだけでなくマネジメント領域も担当。
まずは、今までの経歴を教えてください
大学時代は周りの友人と同じく、何の疑いもなくデザイナー職での就職先を探していました。しかし就職氷河期も相まって、両親は安定していて負担が少ない、代替が効く事務職をしてほしいようで家族との行き違いが多くありました。
軋轢を避けたい私はその時実家住まいであったので、まずは両親の希望の形で就職し、その後一人暮らしをする事で自立し、信頼を経て自分のやりたい人生を歩めるようにしようと考え就職後1年程で一人暮らしを実行しました。それは決してデザイナー職になるためではなく、自分の人生は自分で失敗し、自分で形作りたかっただけで、特にキャリアは考えていませんでした。
どの職場でも求められるデザイン
入ってしまったら忙しいもので、自分がデザイナーをしたいと思っていた事も忘れて日々を過ごしていましたが、ある時からチラシ、バナー、ポップアップ、ディスプレイデザインなどを依頼されるようになりました。そしてそれを楽しいと思っている自分に気づいたのがもう一度デザイナーを目指したいと思うきっかけだったと思います。
私は幼少期から絵を描いてきたので、創作は息をするように自然なものでありますが、同時にアートとデザインの違いをずっと考える時期もありました。デザインが「人のためにつくるもの」だとするならば、デザイナーでなくとも、日々の中で相手の求めるものや達成されなければ困る本当のところ、言葉の根底に横たわっているあらましをつかむ仕草はデザインに通じるものがあると考えていました。だからこそ、あまりデザイナーに拘らなくなっていたのですが、その考え方があった上でデザイナーのキャリアがスタート出来たら、もっと出来ることがあるかもしれないと考えたのです。
デザイナーとしてのスタートとマネジメント
良いご縁に恵まれるもので、制作会社に就職することができた私はデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。アプリデザイン、LPデザイン、WEBデザイン、リニューアル、動画制作、ワークショップ。依頼されるものは全てやってきました。毎日必死にやっているうちに顧客からオファーをいただき、制作会社と話していただいた上で移籍しました。
その後も音楽・アート・ヘルスケアと領域を変える中でいつの間にかマネジメントも任されるようになっていました。私は自ら望んでそのポジションや領域に行ったわけではなく、川の流れるように生きてきましたが、常に意識していたことはあります。それはデザインは見た目を整えるのではなく働きかけをよくするもの、ということです。それはチームでも、組織でも同じことが言えるので、そこをこつこつ積み上げてきた結果としてマネジメントにも入ることになったのかなと思っています。
なぜアトラスト・ヘルスなのか
様々な組織で働く中で何度も思い知ったことは、組織を作るのは人である、ということでした。事業収益に寄りかかり過ぎればユーザビリティは毀損しますし、ユーザビリティに寄り過ぎれば同じことが起きます。何が組織としてバランスが取れている状態なのか?を考えた時に、私はビジョンミッション・事業収益・ユーザーの価値、これら3つがバランス良く成り立った時、組織として成立しているのだと考えました。
そしてそれを見るには掲げたビジョンミッションに真摯に向き合っている組織・メンバーであろうとする働きがあるか、またそこに共感できる自分がいるかを重要視しました。アトラスト・ヘルス社のMVVを見た時、実現することの難しさも感じましたが、それ以上に一緒にやっていきたい・その先の景色が見てみたいという気持ちがあったと感じています。また、同じ方向性を向いてやっていくには、業務委託よりも、スポットの業務よりもしっかり中からコミットしたいという思いがありました。。
アトラスト・ヘルス社での職域とメンバー構成について
現在アトラスト・ヘルス社にはフルコミットのデザイナーがいないため、PdM/デザイナーを兼任しています。開発メンバーもフルコミットメンバー1人と業務委託で動いていますので、落ちているボールを拾い、ロードマップに対して必要なアクションを広域にやっています。
オンライン診療システムも2月でベータリリースからちょうど2年となり、リプレイス・改善・新規開発を並走しながら徐々に組織化をしていくフェーズです。課題は盛りだくさんですが、逆にやれることもたくさんあります。戻るべき第一原則を常に持ちながら、方向性を見失わず、メンバー・組織共に次のフェーズに移行できるように日々ひとつひとつのタスクに向き合っています。求められることをただこなすだけでなく、大局をみながら、よりいい方向とはどんなものかを話し合いながら共に進めていけるメンバーを募集しています!